さいごの毛布

近藤史恵さんの『さいごの毛布』を読みました。
人付き合いが苦手で声も小さく就職がうまくいかない智美は友達から紹介された仕事に就きます。
それは老犬ホームの仕事で、飼う事が出来なくなった年老いた犬の世話でした。
印象に残ったのは、犬たちはみんな飼い主に捨てられたことを分かっている、人間の気持ちがわかるというところです。
どんなに可愛がっていても犬たちが一番愛しているのは飼い主さんで、御世話をしている自分は片思いみたい…というところもありました。
飼い主さんが病気で飼えない人や、すでに亡くなった人、または事情があって飼えない人とさまざまです。
お金を払わずにホームに捨てに来る、ズルをする人など…胸が痛くなることが多かったけど暖かいところもある物語でした。